前夜車に自転車を積み込んで荒島岳の登山口勝原スキー場で車中泊、暑い夜だった。網戸が無ければこの時期眠れない。翌朝朝3時半に起床して4時に出発。まずは温見峠まで標高差800mの登りが延々と続く、温見峠の先は通行止めであるらしく車は一台も来なかった。峠が近づくと勾配はかなり急になった。まだ気温が低いのが救いだった。ダンシングで峠に登り着く。
温見峠から先は通行止めで大きなブロックが置いてあった。横を自転車ですり抜ける。8km程行くと路肩決壊の工事がされていた。自転車の通行は全く問題なかった。大河原まで下ると国道157通行止めの看板があった。そのまま下りれればアップダウンも無く楽なのだが、迷った挙げ句まだ余力十分なので迂回路を通る事にした。
国道418に出るこの迂回路が難儀だった。標高550mと750mの二つの峠越えがあるきつい迂回路だった。二つ目の峠を越えてようやく安堵して下った所いきなりタイヤがバーンと音をたてパンク、まあチューブの予備があるから良かったがもうリーチである。木陰でパンクを修理して何とか走り出した。もうパンクは出来ないので下りは減速して段差に注意した。
国道418に出て快適に走っていたが下りでいきなりバーン、やばいまたパンクだもう予備のチューブは無い。頭真っ白、おまけにタイヤのサイドが破れていた。もう万事休す、かみさんに電話して助けに来てもらおうかとも思ったが、イージーパッチがあるのを思い出した。何とか修理できるだろうか?幸い穴は小さくてパッチを張って使えそうだ。問題はタイヤの穴、塞がないとチューブがはみ出て走行できない。何とかしなければ、そうだタイヤにもパッチを張って空気圧を低くすれば何とかなるかな。
タイヤの内側からパッチを張って空気圧を上げなければ少しチューブが顔を出すが何とか行けそうだ。ただ途中でバーストの危険もあるから極力スピードは抑えて恐る恐る走る事にした。何とか勝原まで帰らなければ。まだ距離は100kmある。午前10時を過ぎ暑くなって来た。道路の表示板は35度を超していた。水があれば全身に水をかけびしょ濡れで冷やして走るが、30分も走ればからからに乾く。
朝から何も口にしていなかったのでもう足が回らない、道の駅で休んで定食を食べた。ようやく元気が出て来た。当初の予定は山岳コースを岐阜大和に抜ける予定だったが落石通行止めの看板があった。抜けても路面は荒れているだろうからパンクを避けて郡上八幡に抜ける事にした。しかし暑い、道路上は多分40度以上あるだろう。猛烈に暑い、テルモスの氷もそろそろ溶けかけて来たので郡上のコンビニで氷を補給してまた全身に水をかけた。
これで元気が出た。北上して白鳥に出てループ橋を走り、最後の油阪峠720mの登りだ。まだ体力は残っていたがかなり疲れている。暑さでバテバテ、雨でも降って欲しいくらいである。何とか峠まで登り切って九頭竜に出た。更に小さなアップダウンを経て最後勝原まで一気に走り込んだ。12時間を超す厳しいライドになった。パンクトラブルでかなりヤバい状況だったがイージーパッチに助けられた。持ってて良かった。
能登400kmはかなり厳しいライドになりそうだ。とにかく暑い中、ペダルをこぎ続けるのは修行である。